みずきの日記(みかんずきの日記)

気ままに投稿してるブログです。(気まま過ぎて不定期更新になってます…)ちなみにブログ名の元ネタは、ダイアリーに存在した同名のブログより(ダイヤリーから移行したので現在は消滅しています。)リアルの事についてが大半です。

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道についての日記。第56回「山梨県道702号富士精進線」

2024年3月4日、「山梨県議会令和6年2月定例会」において、第46号議案「山梨県富士山における登山の適正化に関する条例制定の件」、第47号議案「山梨県富士山吉田口県有登下山道設置及び管理条例制定の件」、第48号議案「山梨県富士山吉田口県有登下山道整備等事業基金条例制定の件」が全会一致で可決されたという報道が出ました。

「富士山の登山料金2,000円」という報道があったこの3条例ですが、今回は何故2,000円を山梨県が徴収出来るのかについての話です。

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道についての日記。第55回「みちラジの機能強化(2023年11月)」


当ブログで何回も取り上げているNEXCO中日本のアプリ「みちラジ」ですが、新機能が実装されるという発表が2023年11月21日にあったので今回はそれについての話…

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道についての日記。第54回「ETC多目的利用サービス」

ETC多目的利用サービスとして ETCX ETCGO の2つのサービスがありますが、今回はここ数カ月の間の動きについてです。

ETCX 」の動き

2023年に改正された道路整備特別措置法により合併採算制*1の範囲が拡大されたのですが、この法改正に大きく絡んだのが静岡県でした。

ETCX の導入路線の「伊豆中央道」と「修善寺道路」は本来2023年10月2日に無料開放される予定でしたが、道路整備特別措置法改正により認められた「料金プール制」の拡大により「静浦有料道路(計画中)*2」を料金プールにぶち込む議案が静岡県議会令和5年6月議会に賭けられた結果、全会一致で可決され2057年3月8日まで伸びることとなったわけです*3。が、静岡県議会は、委員会附帯決議として ETCX というよく分からないものを ETC に切り替えるETCの早期導入、 ETCX の割引制度拡充・広報の実施、料金逃れ対策(生活道路流入対策)、損失補塡引当金が溜まり続ける事による損失補塡引当金の有効活用(早期無料開放等)の4点が出され、いつかは ETCX から ETC へ切り替わる事が予想されることとなりました*4

ETCGO

2023年11月26日開通の三郷流山橋有料道路に ETCGO が導入される事となったわけですが、スタート時の対応カードが「Dinersだいなーすカード(三井住友トラストクラブ発行のDinersカード)」だけで困惑のの投稿が多く見られる事となりました。2024年春にイオンカード実装が内定しているようですが、それまでは三井住友トラストクラブ発行のDinersカードしか使えないので交通系ICカードでの決済や現金決済になるのでしょうか…

終わりに

ETC多目的利用サービスがどうなっていくのか…今のところ限られた場所でしか使えないのでなかなか難しい印象があるのかもしれません。

*1:いわゆる「料金プール制」のこと

*2:静浦バイパス2期のこと。1期線は無料だったが2期線については有料道路方式の導入がされた。

*3:当該料金収受期間の変更と静浦有料道路の料金プール化は2023年8月28日に国交大臣の認可を受けている。

*4:一応 ETCX の割引制度も見直しがされました。

道についての日記。第53回「『通行止』とは何なのか」

道路法第46条第1項の通行止めに必要とされる標識(道路法第47条の15第1項の記述から作成)

富士山の登山道は山梨県道・静岡県道に指定されている事から冬季期間中は登山道は通行止めになっています。

そんな通行止め中の登山道を通行する外国人を取り上げ晒すような放送がメディアで出たり𝕏(Twitter)で「閉山機関に富士登山する」投稿が出た際に、富士山登山道の通行止めの妥当性を含め多く論争が起きていますがそもそも「通行止め」とは何なのかよくわからなくなってしまったので書いていこうという回です。

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炭酸

今週のお題「苦手だったもの」
苦手だった事というととにかく炭酸飲料が苦手でした…。感覚が過敏な点もあったのかコカ・コーラ三ツ矢サイダーですら飲まなかったですが、今ではセブンイレブンで買える炭酸飲料も含め飲むようにはなりました…

道についての日記。第52回「『上の久保橋』の話」

今回は、[E20]中央道の談合坂スマートICの近くにある上の久保かみのくぼ橋を知っていますか?という話です。

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道についての日記。第51回「伊豆の3有料道路の『料金プール制』」

【雑ニュース特集】

伊豆の3有料道路料金プール制の話

道路整備特別措置法改正…一般的には高速道路料金の話ばかりが広まっていますが実はまだ高速道路料金の規定*1は有効ではないのです…。

が、今回の改正では一部規定が法の公布と共に即日施行されました。というお話…。

いわゆる「料金プール制」と「伊豆の3有料道路」

道路整備特別措置法」は、文字通り「道路の整備を行うための特別な措置の法律」です。「道路法上の道路」は「道路法」という法律で色々定められているのですが、道路整備特別措置法は、道路法では書かれていないものに対して特別な措置を規定しています。それが、「道路を有料道路にする*2」事…正確には「道路の整備費用の償還目的で料金を収受する事が出来る」というものです。

では、「料金プール制」とは何なのかというと、通常は「A道路」の整備費用は「A道路」の料金徴収で償還するという事になっているのですが、「いわゆる『料金プール制』」は、「A有料道路」と密接に関係する「B有料道路」があったとして、A有料道路の料金徴収額とB有料道路の料金徴収額を合計して「A有料道路・B有料道路」どっちも償還する…一般的に想像される「プール」に「複数個の桶の水」を入れて「プールの水」という存在として定義するようようなものから「料金プール制」と呼ばれています。

さて、地方道路公社の業務について、道路整備特別措置法の改正前は、まだ有料道路として一般開放されていない道路は料金プールに投入できない事になっていたのが改正後はこの制限が廃止されて、密接に関係する道路であれば料金プールに投入出来る(未供用・供用済みかを問わない)という事になったわけです。

これに目を付けたのが静岡県であり、国会における法の成立前から「伊豆中央道修善寺道路」の料金徴収期限延長の住民・関係自治体説明会を開催、2023年6月23日に開会し、2023年7月12日24時50分*3に閉会した*4「令和5年6月定例議会」に議案を提出、全会一致で可決となり、後は国交省手続きがされるかどうかという状態となりました。国交省の許可が降りれば「伊豆中央道」・「修善寺道路」・「静浦有料道路*5」の3有料道路料金プールが設立され料金収受期限が伸びる…という流れです。

終わりに

この料金徴収期限延長がされる際にETCXを廃止してETCに変えるみたいな話もあったのでどうなるのか、今後も注視していきます…そもそも許可降りるのか分からないので…。

*1:独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構法の改正など

*2:道路法では駐車場の駐車料金徴収、渡船および橋の新設と改築費用の償還目的として料金を収受する事だけが認められています。

*3:2023年7月13日午前0時50分

*4:当初の閉会日は2023年7月12日であったが、自民党川勝平太静岡県知事に対する不信任決議案を提出し、審議が長引いた事によりミッドナイト静岡県議会の状態となったもの。

*5:静浦バイパス2期線のこと。条例の名称。

道についての日記。第50回「【ETC社会実験】アクアライン時間帯別料金制度」


今回は、2023年6月21日、国土交通省・千葉県・NEXCO東日本は連名で、ある発表を行いました…という話です。

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雑日記「大型連休」

今週のお題「何して遊ぶ?」

私自身、大型連休期間*1は有給休暇を消化せずお仕事の予定ですが、とりあえず4月29日開催予定だという「第25回相模湖やまなみ祭」とかちょっと訪れてみたいです…。4月30日や5月6日〜7日は天気が悪いような予報だったのでそれぐらいになりそう…。

*1:いわゆる「GWゴールデンウィーク

雑日記「はてなでやっちゃったエピソード」

お題「はてなのサービスでやっちゃった…というエピソード。」
はてなでやっちゃったエピソードは、IDを適当にしてしまった事です…。

道についての日記。第49回「みちラジ、もっと便利に?」


※「みちラジ」というサービスについては過去5回、類似サービスを含めると過去6回取り上げています。
atushi0820.hatenablog.com
atushi0820.hatenablog.com
atushi0820.hatenablog.com
atushi0820.hatenablog.com
atushi0820.hatenablog.com
atushi0820.hatenablog.com

「Highway infomation radio Application "Michi-Radi"」、このアプリは多言語音声で交通情報をお知らせするアプリです。放送内容は主に通行止め・事故・渋滞・速度規制や工事、気象情報といった交通規制情報・所要時間*1・サぱ*2の駐車場の空車情報*3と、公式サイトには書かれていませんが「お知らせ放送*4」です。

みちラジ、ある機能がNEXCO中日本のほぼ全域へ

2023年4月25日、NEXCO中日本は2023年2月1日から八王子支社*5・東京支社*6管内の一部区間でのみ提供をしていた「『みちラジ』の直近事象に対する注意喚起情報」を2022年4月1日0時から金沢支社・名古屋支社管内を含めたNEXCO中日本のほぼ全区域に拡大すると発表した。

直近事象に対する注意喚起情報

通常のみちラジの情報提供は、次のICインターチェンジJCTジャンクションから先の情報をそのIC・JCTの約4km手前*7を走行中の車両に対して実施しているというものですが、「直近事象に対する注意喚起情報」は、4kmの縛り関係なく「事故・渋滞・工事・落下物」の事象発生地点から約2kmから約1.5km手前で臨時に実施するというものです。この機能の実装により情報板がない場所や情報板を見落とした場合、高速道路に流入してすぐの次の施設間で発生してる事象の情報が得られるようになりました。

直近事象に対する注意喚起情報について(使用フォント:GD-高速道路ゴシックJA-OTF)

みちラジの問題点?

みちラジのこの機能は、事象発生地点によっては通常放送を支障してしまう*8可能性はありますが、概ね便利な機能なのかなと思っています。

ちなみに、NEXCO東日本とJARTICが共同で実証実験中のアプリ「E-ハイラジ」にもこの機能と似たものが搭載されているそうです…。

おわりに

みちラジは2021年2月1日に中央道大月JCT〜高井戸IC間と東名高速御殿場JCT〜東京IC間でサービスを開始して約2年2ヶ月後に全域で新機能の提供になったのは割と早いほうなんでしょうか…(前回も書いた)

そういえばE-ハイラジの実証実験がされているNEXCO東日本管内の京葉道路の一部のハイウェイラジオが試験中の表示がされているそうで…ちょっと気になりますね…。

参考文献

みちラジ

アプリストア
情報源

*1:【E20】中央道上り線三鷹付近などの終点と【E68】中央道富士吉田線・【E68】国道138号有料道路東富士五湖道路など一部路線では所要時間の案内はなし

*2:SAサービスエリアPAパーキングエリアのこと

*3:空車情報が提供されている一部のサぱのみ。東名・新東名高速等では大型車と小型車で分けて放送。

*4:「冬の高速道路では冬用タイヤの装着とタイヤチェーンの携行を」など…

*5:主に中央道系統である東京・山梨・長野北部を管轄区域とする支社。日本道路公団時代は関越道、上信越道なども管轄区域だった

*6:主に東名高速道路系統である神奈川・静岡を管轄区域とする支社。日本道路公団時代は横浜横須賀道路第三京浜・横浜新道なども管轄区域だった

*7:場所によっては4km以上・4km以下の場合もあり

*8:通常放送内容について別途情報板・所要時間表示板等を確認する必要がある

【お知らせ】ブログ名称の変更とそれに伴う変更について

2023年になって14日経過してますが、なんとなく心機一転ということでユーザー名を「みずき」に、ブログ名称を「みずきの日記(みかんずきの日記)」に変更するとともにブログのヘッダー画像の変更、アイキャッチ画像の変更を行いました。

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道についての日記。第48回「駒門PA(上り)の閉店(無人化) Closure (end of business) of the Komakado PA up-line store and cafeteria. down.」

お題「気分転換」

駒門PA上り線の閉店について

NEXCO中日本は、2022年9月26日、【E1】東名高速の駒門PA上り線について、2022年10月10日19時30分をもって閉店(営業終了)となると発表した。理由は不明。

ということで、今回は駒門PAについて取り上げます。

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