道についての日記。第54回「ETC多目的利用サービス」
ETC多目的利用サービスとして ETCX と ETCGO の2つのサービスがありますが、今回はここ数カ月の間の動きについてです。
「 ETCX 」の動き
2023年に改正された道路整備特別措置法により合併採算制*1の範囲が拡大されたのですが、この法改正に大きく絡んだのが静岡県でした。
ETCX の導入路線の「伊豆中央道」と「修善寺道路」は本来2023年10月2日に無料開放される予定でしたが、道路整備特別措置法改正により認められた「料金プール制」の拡大により「静浦有料道路(計画中)*2」を料金プールにぶち込む議案が静岡県議会令和5年6月議会に賭けられた結果、全会一致で可決され2057年3月8日まで伸びることとなったわけです*3。が、静岡県議会は、委員会附帯決議として ETCX というよく分からないものを ETC に切り替えるETCの早期導入、 ETCX の割引制度拡充・広報の実施、料金逃れ対策(生活道路流入対策)、損失補塡引当金が溜まり続ける事による損失補塡引当金の有効活用(早期無料開放等)の4点が出され、いつかは ETCX から ETC へ切り替わる事が予想されることとなりました*4。
「 ETCGO 」
2023年11月26日開通の三郷流山橋有料道路に ETCGO が導入される事となったわけですが、スタート時の対応カードが「
終わりに
ETC多目的利用サービスがどうなっていくのか…今のところ限られた場所でしか使えないのでなかなか難しい印象があるのかもしれません。