道についての日記。第50回「【ETC社会実験】アクアライン時間帯別料金制度」
今回は、2023年6月21日、国土交通省・千葉県・NEXCO東日本は連名で、ある発表を行いました…という話です。
【ETC社会実験】アクアライン時間帯別料金
2023年6月21日、国土交通省・千葉県・NEXCO東日本は2023年7月22日〜2024年3月31日の土日祝日*1に CA アクアライン(東京湾アクアライン) の木更津本線料金所・木更津金田入口→川崎浮島JCT方面の上り線*2を ETC 無線走行で走行する全車種・全車両に「時間帯によって通行料金を変動させる料金制度(社会実験)」を行うと発表しました。
目的としては、混雑緩和と房総エリアの滞在時間増加による観光振興の2点が挙げられています。
料金と適用時間判定について
料金表
(参考) ETC通常料金 |
(参考) アクアライン割引 |
時間帯 |
|||
---|---|---|---|---|---|
0:00 - 13:00 (通常時間帯) |
13:00 - 20:00 (ピーク時間帯・混雑時間帯) |
20:00 - 24:00 (オフピーク時間帯・閑散時間帯) |
|||
軽自動車等 |
¥1,600 |
¥640 |
¥640 |
¥960 |
¥480 |
普通車 |
¥1,960 |
¥800 |
¥800 |
¥1,200 |
¥600 |
中型車 |
¥2,320 |
¥960 |
¥960 |
¥1,440 |
¥720 |
大型車 |
¥3,130 |
¥1,320 |
¥1,320 |
¥1,980 |
¥990 |
特大車 |
¥5,100 |
¥2,200 |
¥2,200 |
¥3,300 |
¥1,650 |
料金判定箇所
今回の社会実験料金は、 木更津本線料金所(川崎方面)・木更津金田入口(川崎方面)・ 海ほたる料金所(川崎→海ほたる→川崎のUターン料金所)で料金時間帯の判定と料金収受を行います。
木更津→海ほたる→木更津のUターン利用では、往路の海ほたるに行く際の「木更津本線料金所・木更津金田入口」の通過時間での判定・料金で、復路の「木更津本線料金所・木更津金田出口」では料金の払い戻しや差額の請求は行われません。
なぜ「13時〜20時」をピーク時間に指定?なぜ「川崎方面のみ」の実験?
なぜ川崎方面のみの実験となったのか、なぜピーク時間が13時から20時なのかについては「第12回千葉県湾岸地域渋滞ボトルネック検討WG」という会議の場で出された資料に根拠があったようで…。ざっくり言うと「土日祝の川崎方面は『令和4年度の平均旅行速度状況図』・『令和4年度の時間帯別交通量』においてかなりトラフィックの輻輳が生じている」という判断が出来るデータでした…。
参考文献・出典など
- www.pref.chiba.lg.jp
- www.pref.chiba.lg.jp(「第12回千葉県湾岸地域渋滞ボトルネック検討WG」資料あり)
- www.e-nexco.co.jp