みずきの日記(みかんずきの日記)

気ままに投稿してるブログです。(気まま過ぎて不定期更新になってます…)ちなみにブログ名の元ネタは、ダイアリーに存在した同名のブログより(ダイヤリーから移行したので現在は消滅しています。)リアルの事についてが大半です。

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道についての日記。第18回「トンネル信号機」

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2019年12月17日の深夜23時過ぎ、首都高湾岸線東行きの都県境の川崎航路トンネル(川崎浮島JCT~湾岸環八出入口間)で火災が発生した。この事故で高速路線バスの運転手が亡くなり、28人が重軽傷を負った火災による多重事故が発生した…
今回は川崎航路トンネルでの事故を受けトンネルについて触れていく事にした。

トンネルの火災・事故対策について

日本坂トンネル火災事故とその教訓

1979年(昭和54年)7月11日18時40分ごろ、東名高速道路日本坂トンネル下り(現:上り右ルート)トンネル内、出口から400m地点で乗用車2台と大型貨物自動車4台が絡む追突事故が起きた。そしてこの事故が引き金となり自動車173台が焼失するという日本最大のトンネル火災事故となったのである。

当時日本坂トンネルには最新の消火設備があったが焼け石に水の状態となったとされた。この事故の原因として日本坂トンネルには情報板がなかったことから手前の小坂トンネル*1情報板を見逃した人などが突っ込んでしまったとされる。この事故の対策として日本坂トンネルにはトンネル情報板とトンネル内の状況を表示する信号機が設置されるようになった…これがトンネル信号機の始まりとされるとか…

現在では長距離トンネルと海底トンネル*2そして重大な事故が発生した東名の日本坂トンネルや中央道の笹子トンネル*3など都道府県公安委員会が特に設置が妥当と判断した箇所に設置されている*4

では、今回川崎航路トンネルの信号機はどうだったのかは不明ではあるが、とりあえず火災や事故の際の対応についてまとめる。

トンネル走行時に注意する点について

まず、短めのトンネルにもトンネル情報板は設置されているのでそれを確認する必要がある。サムネイルにも描いたが赤ランプが点灯していて「事故発生!進入禁止」「火災発生!進入禁止」などと出ている場合はトンネル手前でハザードランプを焚いて立ち入らないのが原則である。これに加えて特定のトンネルの入口にはトンネル用信号機と停止線が用意されているので赤信号の場合は停止線で止まる必要がある。

今回の川崎航路トンネルではドライバーが火災車両の先に突っ込む映像が出ていたがこれは一番やってはいけないことで、トンネル内を走行中、火災車両が見えたらハザードを焚いて一刻も早く止まる必要がある。でなければ映像のように煙で視界を奪われ前方で動けない車両などに衝突して多重事故の連鎖が広がってしまうからである。(映像では急ハンドルで避けていたが)

とりあえず上記の二点は覚えておくとなんとなく良さそうな気がします。以上です。

*1:現在は日本坂トンネルに結合されている

*2:12月17日事故のあった川崎航路トンネルにも設置されていた

*3:笹子トンネル天井板落下事故後設置

*4:私個人の印象ではトンネル系有料道路によく見られる気がする。

道についての日記。第17回「チェーン規制について」

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チェーン規制については第12回で取り上げていたものの、「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令 ( 平成30年12月14日内閣府国土交通省令第5号 )」の話とか書いていくことにした。atushi0820.hatenablog.com

チェーン規制と省令改正について

省令について

いわゆる「チェーン規制(『タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め』規制。以下「いわゆるチェーン規制」と表記)」が正式に道路規制化された「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令(平成30年12月14日内閣府国土交通省令第5号)」、実は「いわゆるチェーン規制」以外にも変更された記述があります。それは、「フルカラーLED表示板に表示された標識を正式な標識と取り扱う」というもの。

四 その他 
㈠取付け方等
(略)
7可変式の道路標識を設置する場合には、当該道路標識に白色又は灰色(画像表示用装置に表示される道路標識にあつては、白色、灰色又は黒色)の正方形又は長方形の背板を設けることができる。この場合において、当該背板に文字又は記号を表示してはならない。
(「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令 (平成30年12月14日内閣府国土交通省令第5号)」より)

この項目が追加された理由としては、やはりフルカラーLED表示装置の発色がかなり良いものが多くなっている点を国土交通省は上げています。(背景が白、灰色、黒以外、背景に文字などが記載されているものは無効ですが)

チェーン規制

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「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め(310の3)」
チェーン規制は2019年12月6日現在限られた区間でのみ実施されるとされています。関東圏では中央道須玉IC~長坂IC間の上下線、国道138号籠坂峠区間山梨県山中湖村の旭ヶ丘バス停~静岡県小山町の道の駅すばしり間)の上下線、上信越道信濃町IC~新井PA間の上り線で実施されます。
つまり、少なくとも関東圏ではこの3箇所を通過する際にスタッドレスタイヤなどの冬用タイヤであってもチェーンの携帯が必要ですが、この規制の意図として通行止め時間の短縮を狙っていることからあくまでこの措置は豪雪災害時にチェーンを装着した車両のみ走行可能とすることになっているわけです。(山形県の月山道路では昔から行われていたことがそのまま法的根拠を持ったりと昔からこのいわゆるチェーン規制は行っています。)
国土交通省はチェーン規制の他、除雪体制も強化するとしてるので私はこの規制が広がることはないと見ていますが、どうなるのかなと…

終わりに

冬用タイヤ規制とチェーン規制、ややこしいですが冬用タイヤ規制はスタッドレスタイヤであればチェーンを装着しなくても通行でき、チェーン規制はチェーンが必要と覚えればいいと思います。フルカラーLED表示装置は雪以外にも台風の際の通行止め標識とかにも使えそうな気がするので今後広がるんですかね…

「道についての日記。第15回」の補足事項

atushi0820.hatenablog.com
道についての日記。第15回「NEXCO Free Wi-Fiのその後について」にてSoftBankのFree Wi-Fi Passportについて取り上げた際、新サービスを導入していたのはNEXCO3社と鈴鹿サーキットと書いてましたが、その後の調査で鈴鹿サーキットの運営会社が管理している施設「ツインリンクもてき」でも「SSID : TWINRINGMOTEGI_Wi-Fi」として導入されているようなのです…(詳しい記載がないので接続画面イメージを見た推測ですが)
www.twinring.jp
また、鈴鹿サーキットについても、GPスクエア、グランドスタンド、Vスタンド、A1・A2席の「SSID:suzukacircuit_wifi_straight」がNEXCO Free Wi-Fiと同じ規格のWi-Fiで、B、C、D、E、I、Q、R、S席、G、L、M、N、Oエリアは恐らくNTT系の感じがします…VIPエリアなどは書いてないのでよくわからないですが…ということで鈴鹿サーキットは観覧するエリアによってWi-Fiの事業者が違うということになってます。(まあTwitterアカウントがあればどっちでも行ける感じですね…)
www.suzukacircuit.jp
(一部環境では文字化けしてますが鈴鹿サーキットの公式サイトです。)

道についての日記。第16回「自動車道ナンバリングのその後」

atushi0820.hatenablog.com
上記の記事を書いてから一年が経過したが、追加されたのは東京高速道路のD8のみである。もうこうなってくると国土交通省公式ではない可能性まであるが一体自動車道ナンバリングはどうなるのだろうか…そもそも一般に公開されている情報の中で「自動車道事業」に関する情報は、下記のみである。
www.mlit.go.jp
今のところは箱根ターンパイクが言うように会議があったのかさえ不明な状態である以上、やはり箱根ターンパイクなどの運営会社が勝手に付けてるという可能性が高いということになっている。国土交通省の見解が発表される日がいつなのか…

残暑

今週のお題「残暑を乗り切る」
最近田舎(亡くなったおじいちゃんの家)に数日滞在してますが、暑いときは暑いので、とにかくエアコンと水分補給で乗り切ってます…あとは川沿いに行くと少し涼しいので川沿いに行くとかですかね…

道についての日記。第15回「NEXCO Free Wi-Fiのその後について」

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お題「最近気になったニュース」
今回は「道についての日記。第五回」で取り上げたNEXCO Free Wi-Fiに少し変化があったので取り上げていきます。
atushi0820.hatenablog.com

NEXCO Free Wi-Fiについて

第五回ではざっくりとしか触れてなくてよくわからないという方もいるとは思うのできちんと説明すると、SoftBank Wi-Fiスポットの1つです。つまりSoftBank Wi-Fiなのですがその中でも「Free Wi-Fi Passport(国内事業者携帯電話向け)」というサービスに当たるのです。「(国内事業者携帯電話向け)」と付いているように種類がありまして「Free Wi-Fi Passport(海外事業者携帯電話向け)」というんですが、国内向けは後発で悪名高いのは先発の海外向けです。*1

国内事業者携帯電話向けのパイロット版はNEXCO3社や鈴鹿サーキットなどで投入され、NEXCO3社と鈴鹿サーキットはそのままこの国内事業者端末向けの物を導入しましたが、パイロット版と異なり携帯大手三社とそのサブブランド(au,SoftBank,docomo,Y!mobile,UQ mobileの5つ。auezweb.ne.jpしか対応していなかった)のメールアドレスか国内の携帯電話番号がは必要というのは第五回にて書いたとおりです。

本題

さて、auのメールアドレスが@ezweb.ne.jpにしか対応していなかったのが最近やっと@au.comにも対応したとかという小さな変化はありましたが、今回大きな変化が生じました。なんとSNSログイン(LINE、FacebookTwitter)に対応したのです。しかもです、なんとメールアドレスはフリーメールアドレスにも対応しました…というより実はパイロット版に逆戻りしたのです。電話番号ログインがある時点でパイロット版と異なっていますが、まあパイロット版に電話番号ログインが追加された形です。なお、アカウント有効期限は90日間(ただし海外のものは14日間)と海外のものに対する規定が追加されています。SNSログインについては各SNSによって違うみたいです…

また、ログインについても、今まで例えば海老名サ(海老名SA、EXPASA海老名)でログインし、足柄サ(足柄SA、EXPASA足柄)で使おうと思っても足柄で再ログインする必要がありましたが、ある程度の時間*2ログイン情報を保持するようになったそうで…*3

冷静に考えると、もしかするとFree Wi-Fi Passportの外国人向けと日本人向けで分離している現状を変更しようとしているのかもしれないですね…今のところ、NEXCO3社(NEXCO中日本NEXCO東日本NEXCO西日本)と鈴鹿サーキットのみ対応していますが今後広がるのかどうか注視したいところです。

*1:Google検索で「Free Wi-Fi Passport」と入力すると、「日本人」や「繋がらない」などというワードが出てきます…つまりそういうことです。

*2:NEXCOによると2019年8月19日時点では12時間

*3:ログイン情報を保持しているWi-Fiとしては、京王電鉄のKEIO Train Free Wi-Fi(5000系電車のWi-Fi、wi2系)が24時間ログイン情報を保持している。

道についての日記。第14回「サービスエリア・パーキングエリア(サぱ)」

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お題「行きたい場所」
E4 東北自動車道上り蓮田サービスエリアが移転しPasar蓮田という施設になりましたが、最近のニュース記事を見てみると色々と思うところがあったので今回はサービスエリア・パーキングエリアについて取り上げていきます。(前回が道の駅だったのはたまたまです。)

基礎知識1:そもそもパーキングエリア(PA)って何?

このブログが投稿されるであろう8月9日は長崎原爆の日ですが、パーク24(タイムズ24)が日本記念日協会に登録している記念日である「パークの日」です。駐車場の日ですね。
…パーキングエリアは、駐車場、トイレ、公衆電話、自動販売機の4つが最低確保されている駐車休憩施設です。この4つは道の駅設置要件の一部にもなってるので大事なものではあります。日本道路公団では、原則として高速道路の15kmに1箇所設置する施設としていましたが、高速道路以外にも一般自動車道や一般有料道路にも設置されていました。
どちらかというとこじんまりとした施設であるためか基本的に売店と食堂(またはコンビニのみ)という施設が多いですがPasar三芳のようなものもあってよくわからなくなるものの一つです。
関越道には売店がない駐車場、トイレ、公衆電話、自動販売機のパーキングエリアが多いですが(主に新潟県)最低要件は多分満たしてるので問題ないです。

基礎知識2:サービスエリア(SA)とは何か

サービスエリアは、パーキングエリアより更に充実した施設を持つ休憩施設です。ガソリンスタンドや軽食コーナー(食堂)の他にもレストランがあったり…。日本道路公団では、原則として高速道路の50kmに1箇所設置する施設としてました。
サービスエリアにも様々あり、駐車場、トイレ、公衆電話、自動販売機のみのSAがあったりするなど基準が曖昧ですが、どうも利用率を鑑みて施設を決定してるのだそうで…

外部出入口

NEXCO中日本ではぷらっとパークNEXCO西日本ではウェルカムゲート、NEXCO東日本ではウォークインゲートと呼ばれる「外部出入口」があります。(首都高速道路の八潮PAと川口PAにも外部出入口があります。)
今回冒頭で触れた蓮田SA(Pasar蓮田)は一般道側の駐車場がタイムズ24の有料駐車場になっているウォークインゲート設置のサービスエリアです。
なお、高速道路会社は「外部出入口から入った方への高速道路側駐車場への立ち入りはご遠慮下さい」*1としていますが、諸記事だと知らなかったりするのかそこに触れた記述はなかったりするので、なかなか周知されていなかったりします。

ハイウェイオアシス(HO)

E14 富津館山道路の富楽里という施設を知っている方はいるのでしょうか…あの施設はパーキングエリアエリアではありません。道の駅富楽里とみやま…と言いたいところなのですが半分正解で富津館山道路側の駐車場(2階)はハイウェイオアシスという施設なのです。
ハイウェイオアシスというのはパーキングエリアなどを介して連結されている外部の振興施設や都市公園に付けられてる施設の名称のことなのですが、富楽里とみやまは富山PAから接続しているのですが、富山PAが存在していないので、ハイウェイオアシスしかない不思議なところです。
ハイウェイオアシスとして一番成功し、おそらく知名度が高いのはE1A 伊勢湾岸道刈谷PA刈谷ハイウェイオアシスだと思ってます…*2*3

結びに

8月10日は道の日という1920年(大正9年)8月10日に日本で最初の近代的道路整備計画となる「第一次道路改良計画」がスタートした日らしいですが、日本サぱ協会によると、明日8月10日はハイウェイオアシスの日らしいので、刈谷ハイウェイオアシスや、この記事では触れてないですが玉ねぎで有名な淡路島にも淡路ハイウェイオアシスというハイウェイオアシスあるのでに訪れてみてはいかがでしょうか。

私は、E1東名高速道路鮎沢ぱ(鮎沢PA)が好きですが、ハイウェイオアシスに訪れたことがあるのが壬生PA、道の駅富楽里とみやま、藤岡PA・道の駅ららん藤岡ぐらいしかないので刈谷ハイウェイオアシスとか訪れてみたいです…とりあえず寄ってみてココスキポイントを見つけてみたりパーキングエリアを判断してみるのがいいと思います…(水組めるところだと関越道関越トンネル前の谷川岳も好き…)

*1:逆に高速道路利用者が一般道側駐車場などへ立ち入る行為も禁止しています。

*2:TVのバラエティー番組では刈谷SAと呼んでたりしますがPAです。

*3:伊勢湾岸道のもう1つのPAである湾岸長島PAナガシマスパーランドの会社と桑名市第三セクターが運営を行っている独自のPAなので伊勢湾岸道には中日本エクシスのみが運営を行っているパーキングエリアはなかったりします。湾岸長島PAにはぷらっとパークに似たお客様出入口がありますが中日本エクシスに関係してないのでぷらっとパークにはなっていません。

【雑ニュース】niconicoアプリ、生放送と動画で分離へ

不定期に「雑ニュース」という記事を書くことにしました。ジャンルは様々です。

雑ニュース2019年7月29日号「niconicoアプリ、生放送と動画で分離へ、」

niconicoは、2019年7月29日、「niconicoアプリ 今後のバージョンアップについてのお知らせ」というお知らせを掲載し、2019年末をもってniconicoアプリで生放送を見れなくすることを明らかにした。生放送を視聴するには、別途旧nicocasアプリで現在ニコニコ生放送アプリという名称となっているアプリが必要となる。

blog.nicovideo.jp

【参考】2013年にniconicoアプリができたニュースサイトの記事
av.watch.impress.co.jp

iOSアプリで分離してた頃が懐かしいです…

ブログについてのお知らせ

お題「今日の出来事」
Chromeで赤い鍵になってたのが流石に気になってきたのでHTTPS化を行ったのと、ヘッダー画像の更新などデザインを弄りました。

これといって何かあったわけではないですが…

2019年上半期

今週のお題「2019年上半期」
一昨日の2019年6月27日に誕生日を迎えましたが、丁度誕生日が月末なので、振り返ってみることにしました。

社会的にも地震など色々とありましたが、やっぱり個人的には引っ越しをしたことが大きいですね…

3月の末に引っ越しをしたので3ヶ月経ってるんですが、そろそろ夏物を整理しつつ押し入れに押し込んだ引っ越しの荷物を整理したいなとは思うのですが…なかなか機会が無いなということをふと思い出してしまいました。

雑ニュース特別編2019年6月12日「あつまれどうぶつの森」

f:id:atushi0820:20190612175001p:plainお題「今日の出来事」
今回取り上げるのは日本時間2019年6月12日午前1時から行われた「Nintendo Direct E3 2019」にて発表された「あつまれどうぶつの森」(英:Animal Crossing:New Horizons)についてです。

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道についての日記。第13回「道の駅 Michinoeki」

お題「どうしても言いたい!」
久しぶりのブログ更新です…

最近「道についての日記。第七回 誤走行について」(ちょうど1年前)を見たTBSの朝の番組のスタッフが動画の使用許可申請を申し込んで来たのですが、第七回に書いてあるとおり動画投稿者さんに許可を得て掲載したものなので「私は動画投稿者さんではない」旨の回答と面白そうなテーマだったのでちょっとした事を返信しましたが、実際に番組で取り上げたのかは見忘れたのでわからないです。
atushi0820.hatenablog.com

そんなことはさておき、今回は道の駅について取り上げます。

道の駅

道の駅というと駐車場があって産直があってみたいなイメージですがその発祥は高速道路のパーキングエリア(PA)にあるとされています。そして、道の駅発祥の地は2つ存在し、ふるさと創生事業で設置されたドライブインであった道の駅掛合の里説と建設省が設置した道路パーキング*1が道の駅に進化した道の駅豊栄発祥説が存在しています。実は道の駅は第一回登録が平成5年なので平成をかけ巡った制度であり、2007年に東京都八王子市に道の駅八王子滝山ができた事により47都道府県すべてに1施設以上存在することになっています。*2

そんな道の駅ですが、昨今運営会社の破産などにより廃業の危機に陥ったり、廃業し「廃駅」と呼ばれる登録取り消しになり更地となるケースも2施設存在したりするなど限界が見えてきています。また、施設自体の問題も存在し今のスタイルに合わせた改築を行い良くなった道の駅がある一方、老朽化問題が早くも深刻となったが移設などが難しいというケースなども…

また、E52中部横断道は道の駅ヘルシーテラス佐久平、道の駅しらね(ETC2.0乗り直し社会実験対象道の駅)、道の駅富士川(中部横断道下り双葉・甲府方面路外休憩施設)、道の駅南部(2019年中部横断道南部IC開通予定)とかなり道の駅が(山梨県内は特に)密集している状態に陥っており、道の駅が高速道路のパーキングエリアになっているという批判もあります。*3
…一応理由は存在し、国土交通省によると、「無料の新直轄区間にはパーキングエリアを置く事ができない」ということで道の駅を代わりに置いているのだとか…

もうすぐ10連休ですし、道の駅も混雑するところは混雑すると思いますが、穴場な良い道の駅に出会えるチャンスだとは思うので。

今回道の駅を取り上げたきっかけは、静岡県の道の駅富士が、2018年12月に食堂施設と売店が閉鎖され、トイレと駐車場しかないという状況となっているというツイートを見たことがきっかけでした。

最後に、道の駅伊豆ゲートウェイ函南に隣接し川の駅伊豆ゲートウェイ函南が4月27日にオープンするそうなので川の駅に興味のある方はぜひ訪れてみては…川の駅にはドックランもあるそうです。

*1:道路管理者が設置した駐車場・トイレと公衆電話といった簡易な設備のパーキングのこと。

*2:なお、衆議院議員である自民党萩生田光一氏は高尾駅周辺整備事業により東浅川駅跡に移設される予定の現高尾駅駅舎を活用し道の駅東浅川駅(仮称)の実現を公約に入れているなど、国家議員が道の駅設置を公約とする事例も存在する

*3:「道の駅は一般道のパーキングエリアなのに何故…」「密集し過ぎでは」といったような批判

変わる中央線〜第4回の2「中央線ダイヤ改正と山梨」〜

2019年3月16日、毎年恒例のダイヤ改正が行われる…
今年のダイヤ改正は12年に一度の猪年の選挙イヤーにぶつかる形でのダイヤ改正となった為山梨県知事選挙にも多少の影響があったものと考えられている。では何が変わったのかを今回見ていき、何故「山梨県知事選挙にも影響があったものと考える人」が出たのかを検証していく。

2019年3月16日改正について

まず、大きく変わる点として中央線に座席未指定券制度が導入されるという点です。色々下記の記事で予想していましたが今年遂に導入される事となりました。
atushi0820.hatenablog.com
それに合わせて、定期特急列車はE353系に統一、スーパーあずさの名称が廃止されあずさに統合されています。
そして山梨県が影響を受けたのが、「あずさ号の全列車が塩山、山梨市、石和温泉を通過する」という文言でした…この発表に塩山、山梨市、石和温泉を有する峡東3市はJR東日本本社(東京都渋谷区代々木2-2-2)に直接要望書を提出したのでした…そして「その際、山梨県知事選挙の候補者で当選した長崎氏もJR東日本本社に向かい要望書を提出、臨時列車を確保したという成果を出した」という支持者のブログ記事が出されてしまったのです。その影響はどの程度あったのかは定かではないものの、長崎氏が当選ということとなりました。

あずさ号の全列車通過が何故要望書を提出する事態になったのかというと、あずさ号の朝と夜の一部列車はかいじ号の役目を担っていたため、それが通過となると滞在時間が減る事になるので…という理由でした。

3月ダイヤ改正では史上初めて富士急行線に直通する定期特急列車が誕生する事となりました…その名は「富士回遊」、3両編成で1日2往復ですが新宿〜大月間は、かいじ号と併結する多層建て列車です。何故か富士急行線コースレコードを出してしまう最速達特急列車になっていますが富士急行線の白紙ダイヤ改正でもあるのでしょうか…ちなみに、富士急行線内でも座席未指定券制度が導入されますが富士急行線内のみの利用では座席指定はできません。(特急料金は恐らくですが「JR東日本線からの直通列車に加算される特急料金と座席指定料金【大月⇔富士山:自由席特急料金400円+座席指定料金200円=600円】」だと思われますが、何故か現段階ではなぜその料金なのかの説明はありません。)それに合わせて春の臨時列車として、ダイヤ改正以降は特急成田エクスプレスホリデー快速富士山、快速山梨富士、金曜臨時快速富士山が記載されておらず代わりに臨時特急富士回遊が記載されています。(富士急行線の全列車時刻表が出てないのでなんとも言えませんが)

山梨県とは関係ありませんが、中央ライナー青梅ライナーが廃止され特急はちおうじと特急はちおうじとおうめとなります…高尾乗り入れが廃止されたり、おうめが1本しかありませんが…

以上。

変わる中央線〜第4回の1「高尾駅周辺整備」

atushi0820.hatenablog.com
先週の木曜日(2019年2月7日)の八王子市長の記者会見で、2019年度予算の話の際に高尾駅周辺整備について触れ、2019年度も引き続き高尾駅周辺整備は凍結となったようですが暫定的に北口のロータリーの整備を行うことが示されたようです… 

やはりJR東日本との再締結はまだ行えていないようでどうなるんですかね…