みずきの日記(みかんずきの日記)

気ままに投稿してるブログです。(気まま過ぎて不定期更新になってます…)ちなみにブログ名の元ネタは、ダイアリーに存在した同名のブログより(ダイヤリーから移行したので現在は消滅しています。)リアルの事についてが大半です。

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道についての日記。第24回「カントリーサイン」

カントリーサイン…高速道路上ではうるおい標識やふるさと案内標識と呼ばれる市町村境に設置されている標識とされてきた…。今回はそのカントリーサインについてのお話。

カントリーサインの正体と騒動

カントリーサインの正体は長年「正式には『市町村案内標識』である」とされてきたが、標識令と呼ばれる「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令(昭和三十五年総理府建設省令第三号)」にいわゆるカントリーサインは存在しないのである。そして、最近、ある地域においてカントリーサインの撤去や不設置の傾向が見られた事から、法令外標識の不設置に舵を切ったのではないかといった騒動に発展していったのです。高速道路上で境界を示すもので法令内となっているのは「都府県案内標識」ただ1つであり、「市町村案内標識」は高速自動車国道などでは設置が定義されていないものとなっているのです。

一般道の「市町村案内標識」

そもそも論として、一般道においても「いわゆるカントリーサイン」はこの標識令に該当しない標識であり、イラストが描かれた市町村案内のものがカントリーサインと呼ばれている。そもそもカントリーサインという呼び方は北海道で用いられていたものである。

では、標識令に規定されている「市町村案内標識」は、山梨県大月市の例を文字で表すと「大月市」というものと特例で「(市章) 大月市」の2つの形態が認められており、つまり、法令では風景やイラストは認められていない状態のようで…。

終わりに

近年の多くの事故やニュースなどによって標識について見直しが行われています。「タイヤチェーン装着車以外通行止め」など標識が追加される事例もありますが、ことカントリーサインが正式な標識にはならなそうな気がします…。

道についての日記。第23回「鮎沢PAの謎のランプ」

最近、高速道路では多くの大規模修繕工事…いわゆる特定更新事業や「リニューアル工事*1」が行われている。そんな中、東名高速で最後の開通区間*2というのが大井松田IC~御殿場ICであった。ということで今回はその区間にある鮎沢PAの話です。

区間の概要と今回取り上げる物件について

大井松田IC~御殿場IC間は、東名高速道路内では80km/hの速度規制が行われるほど限界な区間であり、土休日には渋滞箇所の最後の地点となる事が多いして有名な場所ですが、渋滞対策として1991年から上り線が3車線の新線になっていて下り線が旧上り線を含めた2+2車線の旧線となっています。つまり、この区間の2+2の下り線は「東名高速道路全線開通〇〇周年」分の歴史を持っていることになるわけです。で今年2020年は東名高速道路全線開通51周年なので橋梁などは51年間の様々な事象による影響によって劣化を起こしている事からリニューアル工事が進められています。そんな区間にはPAとSAが2つあり、1つが足柄SA、そしてもう1つが今回の鮎沢PAです。この鮎沢PAは前述の通り下り線は旧線で下り線であった左ルートに、上り線は新線を作った際に新施設が作られ移転した形となっています。

で、今回の物件は、鮎沢PA前の左カーブ70.5~71Kp(キロポスト)付近に作られた右ルートから左ルートへのランプウェイと鮎沢PAの先72.8Kp付近に建設中の左ルートから右ルートへのランプウェイです。でまあこの物件の正体はという話ですが…

ランプウェイの正体と活用方法

このランプウェイは鮎沢PAのランプウェイです。ただし、このランプ、特定更新事業…つまりリニューアル工事に使うために建設されたものであり、それを裏付けるように2020年7月14日、2020年秋のリニューアル工事の工事内容と日程が示されたのです。
www.c-nexco.co.jp

この発表に添付されている資料によれば、「今回の東名リニューアル工事では、大沢橋、鍛治屋敷第3橋、酒匂川橋、大沢川高架橋、富沢第二橋、荒久橋、春山川橋、江尾橋、中村高架橋、堰沢橋(計10橋)で床版取替工事などをおこないます。」と記載があり、この内、大沢橋は山北バス停付近に、鍛治屋敷第3橋は都夫良野トンネル前に、酒匂川橋はその都夫良野トンネルを出た左カーブと富士山の眺望が美しい事で有名な橋梁であり、大沢川高架橋は鮎沢PAの先静岡県内にある高架橋である。東名リニューアル工事サイトにはまだ記載がないのでハッキリと下り線の左ルートの工事かは明言されてはいないものの、サイトの記載などから考えると左ルートの可能性は高いと見られる。

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鮎沢PA付近のリニューアル工事地点(?)

終わりに

この鮎沢PA右ルート臨時ランプウェイという珍物件がYouTubeなどの動画投稿サイト動画化されるのか、引き続き注視していきたい…

*1:NEXCO中日本NEXCO東日本NEXCO西日本では「リニューアル工事」と称している。なお、NEXCO西日本などで「リフレッシュ工事」と称していたものは混同を避けるためなのか「集中工事」という名称に変えつつあるようです。

*2:渋滞対策の改良工事区間などを除いて

納豆

今週のお題「納豆」
最近納豆をよく食べてるものの、トッピングに迷ってます。ねぎ入れるのもいいんですが、ネギを切るのが面倒ですし…タレとかは、納豆に付いてるタレとカラシで食べてます…

変わる中央線~第5回「高尾駅北口整備事業」~

変わる中央線第4回の1で取りあげた通り、高尾駅周辺整備事業はJR東日本と折り合いが付かず高尾駅北口整備事業以外が塩漬けとなっていた。
atushi0820.hatenablog.com

今回はこの高尾駅北口整備事業に進展が見られたので振り返っていく。

振り返り:高尾駅周辺整備事業

高尾駅周辺整備事業は大きく分けると、

  1. 南北自由通路の新設
  2. 南口の新設と既存南口への導線整理
  3. 北口の整備

の3つで構成されていて、1と2は事業着手がされていないものとなっている。今回のものは、3の高尾駅北口の整備事業」のことである。

高尾駅北口整備事業

高尾駅北口整備事業は、南北自由通路のアクセス建屋の新設、現駅舎の撤去*1、タクシーの待ち合い場所の変更(?)、タクシー乗り場の整理、バスターミナル(バス停、バスロータリー)の再整備などが予定されていた。このうち、今回はバスターミナルの再整備に本着手するため、バス停が明日の7月13日に仮設乗降場に移動されることとなった。


これにより、長らく高尾駅名物となっていたバス転回用の転車台(ターンテーブル)が撤去されることとなった。現計画の事業完成後はもう転車台に頼る事はなくなるとされている。

終わりに:新宿駅高尾駅

高尾駅周辺整備事業では、自由通路の新設とJR駅舎の橋上化で京王とJRで改札が分離、京王線利用者がJR高尾駅構内を通り抜ける事が出来なくなる計画であったが、南北自由通路の着手の見通しは立っていない。そんな中、7月19日に新宿駅では東西自由通路が完成し、京王と小田急のJR線乗換改札口に設置されているJR東口出口専用改札機が18日をもって廃止される。つまり、新宿駅では7月19日以降構内通り抜けが出来なくなるのである。高尾と新宿、駅の規模は異なるが同じものもあったので寂しいような気がする。

*1:移築計画があり、東浅川駅跡の現在東浅川保健福祉センターの第二駐車場と陵南会館として使われている敷地に移築される。

【雑ニュース特集】discordのBotにおける認証制度について

日本時間2020年4月8日の14時ごろ、一部のdiscordのBotの製作者に対しあるメッセージがdiscordの運営から送付された…。
ざっくりといえば「Botの認証制度を開始する」という内容で「100サーバーより多く(101サーバー以上)のサーバーにBotが導入される場合に認証を受けなければ6ヶ月後*1には新規導入が不可となる」という内容であった。認証制度の内容としては、Bot開発者の身分がはっきりしている事を確認するための本人確認書類の提出とBotのセキュリティーについての認識を問うものとされた。
blog.discordapp.com

しかしながら、日本のBotの開発者の多くが未成年で本人確認書類…特にパスポートやマイナンバーカードを持っていない事から本人確認の手続きに進めないという問題が発生した。

日本国の本人確認書類と今回の問題について

日本国では一般的に本人確認書類というと法令の「旅券法施行規則第二条と第二条に関連する別表第二に記載されてるもの*2が一点だけで本人確認書類として成り立つとされる。しかしながら、今回のdiscordの認証制度に必要な本人確認書類は、パスポート(旅券)、運転免許証、諸外国のIDカード、滞在許可証ID、日本国の在留カード特別永住者許可証、日本国の個人番号カード(マイナンバーカード)の7つのみであるとされた。中高大学生として一番取得が楽なのはマイナンバーカードですが、生きていく上で例えば携帯電話の契約であっても健康保険証(と住民票)だけで済んでしまっている事、マイナンバーカードを要求される場面とするともう、特殊な場面では秘密保持契約(NDA)を締結したなどの特殊な契約を結ぶのに必要になる(義務違反を犯した際に訴訟などを行う目的で個人情報を保持するような必要がある)何とも危なげなケースや郵便物のうち特定事項伝達型と呼ばれる特殊な郵便物の受取*3などに要求されるぐらいである。

結論としては、マイナンバーカードを手に入れる未成年は、もちろん親の許可をもらって申請するケースがあるとは思いますが、一部として闇申請…discordに要求されたからや、毒親から逃れようと親権者に内緒で金庫から通知カードを盗んでスマホで証明写真を撮影して申請した人、親がいないうちにセーフティーネットなどに駆け込んで申請する人もいるとは思います。しかしながら多くの未成年は親の反対によりマイナンバーカードを作れなかったり、作ったとしてもこのようなサービスにはたして個人情報を提供して良いのかと悩むなど申請できない状態にあるのは確かです。

discordの運営としては6ヶ月の移行措置期間を設けているのでマイナンバーカードを取得しろという感じであろう事はほぼ確定ですが、一応諸外国では国民全員もしくは一定の年齢以上の国民に番号を付与しそのIDカードを携帯する義務を課している国家があり、IDカードが比較的入手がしやすいのかもしれません…

*1:恐らく日本時間2020年10月7日から8日14時ごろとみられる

*2:住民票または日本国旅券、官公庁(独立行政法人特殊法人及び地方独立行政法人を含む。)がその職員に対して発行した身分を証明するに足りる文書で当該職員の写真をはり付けたもの、運転免許証、船員手帳、海技免状、小型船舶操縦免許証、猟銃・空気銃所持許可証、戦傷病者手帳、宅地建物取引士証、電気工事士免状、無線従事者免許証、認定電気工事従事者認定証、特種電気工事資格者認定証、耐空検査員の証、航空従事者技能証明書、運航管理者技能検定合格証明書、動力車操縦者運転免許証、教習資格認定証、警備業法第二十三条第四項に規定する合格証明書、個人番号カード、写真付き身体障害者手帳(写真貼替え防止がなされているもの)、運転経歴証明書(交付年月日が平成二十四年四月一日以降のもの)

*3:なるべく一般的な事例にすると、銀行口座を開設する際にネット申込の場合にネットの時点でマイナンバーカードを要求されることがあるが、キャッシュカードを受け取る際にも主要郵便局から呼び出しの郵便が届き、マイナンバーカードを持って主要郵便局で受け取るという事例が存在するらしい。(イオン銀行のサイトの記述)

道についての日記第22回「佐野SA」

お題「最近気になったニュース」
※当記事は「雑ニュース特集」も兼ねてます。
2020年4月1日、【E4】東北道佐野SAの上り線の運営会社が変わった。
www.driveplaza.com
(webArchive2020年4月4日↓)web.archive.org
前の会社の人達がどうなったのかは不明であるが、とりあえず2020年4月1日にケイセイフーズから日の丸サンズという会社に運営会社が変わったということは確かである。(これに伴い、2020年4月4日時点でクレジットカード・交通系ICカードQRコードの各種決済、タバコの販売が停止されている。)

週刊文春や各種報道があったが、今回、NEXCO東日本が契約を更新しなかったということはどういうことなのか色々考える必要があるという意見が見られた。

【雑ニュース:横浜北西線開通でETCトラブルが発生、ETCレーン閉鎖祭りへ】

【横浜北西線開通でETCトラブルが発生、ETCレーン閉鎖祭りへ】(2020年3月22日18:09)

2020年3月22日16時に開通した首都高速道路神奈川7号(K7)横浜北西線、最大の特徴は、東名高速道路との相互利用で首都高の最大料金が1,800円に引き上げられる事であった…が、この北西線から東名高速道路への乗継処理に関してシステムトラブル(乗り継ぎ処理と経路登録が行われていなかった疑い)が発生し、東名高速道路内の東京料金所、横浜町田ICなどの料金所のETCレーンが全閉鎖となった。(理由表示は「走行経路が不明です」)この影響で現場を先頭に大規模な渋滞が発生し、休日の大和トンネルを先頭とする渋滞とともに大混乱に陥った。

【追記(2020年3月23日7:17)】NHKなどの報道によると19時時頃に復旧していたとのこと。
開通の横浜北西線ETCトラブル|NHK 首都圏のニュース
www3.nhk.or.jp

3月11日

お題「今日の出来事」
2011年3月11日というと京王線のダイヤ改定の日でした…その当日に東日本大震災が発生したというのを毎年思い出してしまう…なんでなのか…3月10日に京王線に乗ってたからなのか…(1日遅ければ国道や都道などを延々と歩いてたかもしれないと思ったのか…)

3月11日はというと、放課後まで勝手に学校にいたら地震が来たので机に潜る対処をしてました…

帰ってからテレビを見たら畑を津波が進んでる映像が映ってて…どこだったのかは覚えてないけれど、京王線津波の映像の2つが印象に残ってます…

【雑ニュース:鉄道】【中央線初狩~小淵沢間にナンバリング導入か、駅名標更新相次ぐ】

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※架空

【雑ニュース:鉄道】【中央線初狩~小淵沢間にナンバリング導入か、駅名標更新相次ぐ】
Twitterの一部ツイートによると、中央線(中央本線)初狩~小淵沢間に「CO」というナンバリングを導入する事が分かった。初狩~小淵沢間の全駅に設置後JR東日本八王子支社から発表されるとみられる。番号は中央線(中央線快速)からの続番で初狩がCO33となっている。

この記事投稿時点では初狩~韮崎間のナンバリング駅名標設置が確認されている。

なお、八王子支社は過去に相模湖~大月間の中央線(中央線快速)のナンバリング拡張の際設置し終えてから発表したという経緯があり、それを踏襲するのではとみられている。
(2020年2月12日号)

2020年2月21日17時44分現在今のところ八王子支社からの正式な発表はない…。

道についての日記。第21回「馬場出入口」

atushi0820.hatenablog.com
前回、K7横浜北西線が3月に開通するという内容のものでしたが、今回はK7横浜北線(横浜環状北線)の馬場出入口について取り扱います。

当記事について

この記事は前回の第20回に載せようと思ってたんですが、投稿日時が合わなかったので別記事になりました。

本題

さて、この馬場出入口、一部開通が2月27日なんですが、少し特殊な出入口となっています…一部開通という時点で若干アレですが…

〔2〕ETC専用施設〔道路整備特別措置法施行規則(昭和31年建設省令第18号)第13条第2項第3号に規定するETC専用施設をいう。以下同じ。〕のみが設置された入口等にETC車以外が進入し通行する場合における料金の額
一.1回当たりの料金の額
 記〔1〕にかかわらず、下表 a に掲げるETC専用施設のみが設置された入口等にETC車以外が進入した場合において、当該入口等から退出できずにやむを得ず首都高速道路を通行せざるを得ない場合の料金の額は、1 回の通行につき 1 台当たり、首都高速道路株式会社(以下「会社」という。)が別に定める当該入口等に係る供用開始の期日から令和3年3月31日までの間は下表Aのとおりとし、それ以降当分の間は、下表Bのとおりとする。
[表a]馬場
[表A,B](略)
 ただし、横浜市道高速横浜環状北西線及び中日本高速道路株式会社が管理する高速自動車国道第一東海自動車道本線を連続して通行する場合においては料金の額は上記の定めは適用せず、1回の通行につき1台当たり、会社が別に定める横浜市道高速横浜環状北西線の供用開始の期日から令和3年3月31日までの間は下表Cのとおりとし、それ以降当分の間は、下表Dのとおりとする。
 なお、ただし書きにおいて、中日本高速道路株式会社が管理する高速自動車国道第一東海自動車道横浜青葉インターチェンジを流出し、会社が別に定める時間内に当該インターチェンジで再流入した場合は、連続して通行したものとみなす
[表C,D](略)
(「都道首都高速1号線等に関する協定の一部を変更する協定(令和2年1月9日付け)」 独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構首都高速道路株式会社)

これは2020年1月9日付けの首都高と独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構との「協定文」と呼ばれるものの一部です。この協定文の一部を含む協定文が国土交通省に認可されることで首都高やNEXCOは料金改定を行っているわけです。
まあそういうことは置いておいて、ここで重要なのは馬場出入口がETC専用出入口のスマートICである*1ということです。どうも徐行通過型のようなので厳密にはスマートICではないかもしれませんが…

何故馬場出入口がETC専用出入口となったのか…それは用地が狭い事によるランプウェイの短さがあり、(周回しながら地下に潜るランプウェイである事も含め)現金車レーン(係員が常駐できる料金収受建屋)を設けてしまうと車両の滞留による流入渋滞や衝突事故に繋がる可能性が非常に高いからです…この用地の狭さのため、馬場出入口の構造も【C4】高尾山ICと同様、まるで縄を巻いたような事になっています…

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「馬場出入口ご利用案内図」(首都高が出してるもの)

終わりに

首都高初のスマートICである馬場出入口、一応現金車(ETC無線走行を行わない車両)の誤進入の際は協定文に書いてあるとおり何らかの対応は行うようですが…

*1:厳密には【E20】中央道の府中スマートICと同様、馬場入口がETC専用

道についての日記。第20回「横浜北西線の謎」

首都高速道路K7横浜北西線横浜港北JCT~横浜青葉IC・横浜青葉JCT間が2020年3月22日に開通します。

さて、この横浜青葉JCTには料金所があるんですが少々特殊な料金所となっています。横浜青葉JCT東名高速道路K7横浜北西線とのJCTなのですが、横浜北西線から東名へのランプに設置されているのは通行券発券機…ではなく有人ブースの料金所となっています…なぜ有人料金所なのかというのが今回のテーマです。

有人料金所

東名高速道路の入口料金所が有人ということは料金収受があるという事です。料金収受と通行券の発券が同時に行われるというのはかなり特殊なのかもしれませんが例がないわけではなく、同じ神奈川県内でも国道1号・国道468号の有料道路で高速道路ナンバリングが付番されているE84新湘南バイパス(一部【C4】圏央道重複)の茅ヶ崎JCT茅ヶ崎西・茅ヶ崎海岸方面からのランプに存在します。これは新湘南バイパス茅ヶ崎西→茅ヶ崎中央(茅ヶ崎JCT)の料金収受のためにこのような形になっています*1

東名高速道路首都高速道路K7横浜北西線とを連続して走行する際に適用される料金

K7横浜北西線は首都高ではあるので通常は料金収受は発生しないはずです。では何の料金収受なのかというと「東名高速道路首都高速道路K7横浜北西線とを連続して走行する際に適用される料金」という料金制度が新たに適用されたのです*2

これは、横浜北西線と東名高速道路を連続走行する車両に対して最大料金を1320円(普通車)から1800円(普通車)に増額することで、首都高3号渋谷線の渋滞を緩和させ分散させるというものです。つまり横浜青葉JCT料金所で何を収受するのかというと、1320円と1800円の差額である480円(普通車)を収受する目的で有人料金所となっています。

なお、横浜青葉IC発着の場合は1320円の最大料金となりますが、東名横浜青葉で一旦出て首都高横浜青葉で入り直すという利用も15分以内の場合は中央道八王子本線と同様割増料金である「東名高速道路首都高速道路K7横浜北西線とを連続して走行する際に適用される料金」となります。

まあネット上では「ETCカード2枚持ちで対処できるのでは」とか「東名高速道路だけETCで首都高は現金にすれば回避できるのでは」といった意見も見られましたが、実はETC車(ETC無線走行)の場合は距離制なので近ければETCのほうが有利ですし、この「東名高速道路の連続走行料金」は、「横浜横須賀道路金沢支線・湾岸線幸浦出入口⇔首都高横浜北西線⇔東名高速道路」の利用では適用されないことになっています。(この辺は謎…)

最後に

謎が深まる横浜北西線…そもそも横浜北西線は「首都高速道路神奈川7号横浜環状北西線という路線です」とかなんかちゃんと書けばよかったですが思いつかなかったのでこの辺で…

*1:同様の例としてE68中央道富士吉田線とE68一般有料道路東富士五湖道路との接続点である富士吉田本線料金所がある。

*2:この料金と同時に東京オリンピック期間中の旧東京区間に該当する東京都内の首都高速道路の一部区間の料金が昼夜で変動するオリンピック料金が定められた。

「ブログリニューアル工事」の終了

ブログリニューアル工事が2月3日に終わりました。今回は、カテゴリーのみ紹介します。

カテゴリの再編

カテゴリを再編し、主要カテゴリとその他のカテゴリとしました。
【主カテゴリ】

  • 雑日記(Rough diary):はてなダイアリー時代のものも含め雑な日記を集めたカテゴリー。
  • 雑ニュース(Miscellaneous news):ジャンル問わずの様々なものを取り扱っています。
  • 雑ニュース特集(Special articles on Miscellaneous news):雑ニュースの中でも厳選されたもの。旧「雑ニュース派生」
  • 道についての日記。(Diary about the road.):「道についての日記。」シリーズのカテゴリ。
  • ブログについてのお知らせ(Announcement about blog):ブログについてのお知らせカテゴリーです。
  • JR中央線(JR Chuo Line, JR Chūō Line):「変わる中央線(Changing JR Chuo Line)」シリーズのカテゴリとして設置。
  • 旅日記(Travel diary):旅日記シリーズのカテゴリとして設置。

【特筆事項カテゴリ】

  • 道路:「道についての日記。」カテゴリにはなっていない一部記事でパンくずリストの主カテゴリとしている。
  • 鉄道:鉄道系記事の一部記事でパンくずリストの主要カテゴリとしている。
  • ゲーム:一部記事でパンくずリストの主要カテゴリーとしている。

【その他】
上記以外の記事内容を示すカテゴリ

結構減りましたが34カテゴリになってしまいました。

終わりに

カテゴリ再編に少し時間がかかってしまいました。

「ブログリニューアル工事」について

当ブログでは2019年7月12日にHTTPS化を行った。
atushi0820.hatenablog.com
のですが、その際記事の点検を行っていなかったのでした。

しかし最近になって、一部記事において正常に表示されていない箇所があることが判明したためブログ記事の修正を行うことにしたんですが、100数個の記事すべてを点検するのでついでにハッシュタグ感覚で付けてたカテゴリについてカテゴリの改修を行う事にしました。ということで「ブログリニューアル工事」と銘打って作業をおこなうことにしました。画像がなんかそれっぽい
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ブログリニューアルの内容

1、ブログ記事の修正

HTTPS化に伴い、表記がおかしくなっている一部記事について修正を行います。

2,カテゴリの改修

若干多いカテゴリの整理を行います。

3、その他

  • パンくずリストを活用しどういったジャンルの記事なのかをわかりやすくします。
  • はてなブックマークのコメント」など一部のものを試験的に設置します。
  • 文量が多い記事などの一部記事に目次を設置します。
  • 改修に関して一部記事に修正が行われる可能性がありますが、その際は別途記事を作成するなどお知らせをします。

改修期間

2020年1月22日から2020年2月上旬の予定

改修対象

当記事を除く全記事

以上おわり。

道についての日記。第19回「中央道八王子本線その2」

atushi0820.hatenablog.com
中央道八王子本線は、「道についての日記。」第6回で取り上げたとおり、2017年1月18日に案内が改正されたわけですが、この度、「都心通過利用」と呼ばれる利用の案内が1月28日から変更されることとなりました。ということで今回は八王子本線です。

「都心通過利用」とは何か

そもそも「都心通過利用」とは何かがわからないとこのブログ記事はよくわからないので、きちんと解説すると、中央道八王子本線から首都高を通って東北道、外環道経由関越道、常磐道東関東道京葉道路、横浜新道、第三京浜横浜横須賀道路横浜横須賀道路金沢支線、東京湾アクアライン・アクア連絡道、東名高速都心環状線などで周回走行して中央道八王子本線に戻った場合の利用および首都高内で15分以内に流出後乗り直して前記の走行をした場合の利用を指します。*1

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NEXCO中日本が掲載している図

「都心通過利用」の案内の変更

都心通過利用は本来の料金

「都心通過利用」は、実は本来の料金を請求していて、「都心発着」は激変緩和措置の言ってしまえば割引料金*2なのですが、基本的に割引料金のほうが優先されるというその特殊性から今までクレジットカードの請求時に料金が修正されたという明細書が届くという状態となっていました。しかし、1月28日からこの状態の一部是正(重要)が実施されることになりました。

案内の変更

1月28日から、都心通過利用のうち、中央道八王子本線から首都高を経由し東北道常磐道、外環道経由関越道、京葉道路東関東道の連続利用の際、差額が入口本線料金所で徴収されるようになります。つまり、浦和(浦和出口を含む)、三郷、新座、習志野(谷津船橋出口を含む)、船橋(原木出口などを含む)で「料金は370円(+各料金所で定められてる料金)です」と案内されるわけです。逆の東北道・関越道・常磐道京葉道路東関東道⇔中央道の連続利用の場合は中央道などの出口料金所で八王子本線部分が1000円となる請求がなされるようになるという形です。

漏れた道路の話

さて、漏れた中央道八王子本線⇔首都高⇔東京湾アクアライン・東名・横浜横須賀道路金沢支線・第三京浜・横浜新道・中央道八王子本線(都心環状線などで周回し戻った場合)の利用と首都高内で流出後15分以内に乗り直した場合、障害者割引が適用される場合、牽引自動車は引き続きクレジットカード請求時に修正された明細書が届くという形態のままとなっています。これは予想ですが、漏れた道路は若干厄介な路線のため今回対象とならなかったのではないか*3と考えられます。まあ予想ですが…

*1:「都心発着利用」は首都高内と外環道内が発着の利用です(霞が関⇔河口湖、大泉出入口・大泉本線料金所(入口判定料金所)⇔八王子など)。 

*2:元の八王子本線の料金620円(現在は630円)に据え置く措置

*3:K7横浜北西線(横浜環状北西線)開通時に当措置と同様に横浜北西線の連続利用の際に横浜北西線利用に割増料金を請求するとする料金案が出ている東名高速、それに関与しそうな中央道・アクアライン横浜横須賀道路第三京浜・横浜新道